どうでもいいから助けてくれ

 

□どうでもいいからとにかく再就職手当をもらおう~奥山編~

~登場人物紹介~
・再就職手当…失業してから素早く再就職をキメると失業手当の残った日数分の6~7割が貰える制度。

・失業手当…失業者向けの可哀想だからお金あげるよという制度。でも色々条件あるしちゃんと働く意思を見せないとあげないよ。年齢や離職理由にもよるが普通は90日間分の失業手当を得る”権利”をもらえる。

ハローワーク…ご存知、失業者が行くところ。失業手当をもらうためには行かなければならないところ。


●前置
そもそも貯金に余裕がある人は再就職手当なんかなくともだらだらと失業手当をもらって、ギリギリになって就職すれば問題ないと思うのだが、奥山の場合、とにかくバカでお金がない状況だったためにこれが不可能であった。
というのも失業手当の支給額は給料の3分の2以下(体感だと半分くらいの印象)なので生きるだけでギリギリ、債務を負う貧困勢は何もしなくても普通に赤字になるレベルのため非常にツライ。
失業手当は90日分が3回に分けてチマチマと支給されるだけ、更に2回目、3回目を貰うためには月に2回、ハローワーク経由の会社へ面接に行ったりして就職してますよアピールをしなければならないとのことで、マジでめんどくさいし嫌。
このままだらだらしてると困窮の一途を辿ってしまう。それを予測した奥山(弟二人から計50万近く借りつつ傷病手当で3、4ヶ月だらだら過ごしつつ同人誌まで印刷しちゃってた独身成人男性)は色々悩んだがついに仕事を辞め、ハローワークへ向かった。

 

●オクがやったこと

①病院へ行こう

 会社を辞める前にメンタル屋さんに行って、相談しておくことで「自己都合による退職者」から「特定理由離職者」にランクをあげることが可能となる。

「特定理由離職者」とはなんらかの理由により会社を辞めた人のことで、失業手当の待遇が上がる。(3ヶ月の給付制限の免除、再就職手当の最初の1ヶ月の転職先企業の制限免除 等)

そのため今のカイシャに勤めている時点で、病院へ行っておき、辛くて仕事にならない、会社をやめたいと言っておくことで準備を整えておく。またその時、診断書などもらっておいてカイシャに叩きつけてやれば有給休暇も取りやすい。

 

②カイシャを辞めよう

 有給休暇が終わるタイミングで辞めるとカイシャに言う。カイシャを辞めると離職票というものが後日(自分の場合は2,3日だった)家に届く。アウトローなカイシャだと離職票自体発行されないことがあるらしいので怖かったらカイシャに確認しておくこと。

 

③ハロワGO

 離職票が届いたらすぐに住んでるとこ管轄のハローワークに向かう。

手続きをする際、離職票の退職理由について確認をされると思うが、ここで実はカイシャの労働のせいで体調を崩してしまって…みたいなことを言うことで、「特定理由離職者」にランクアップしてもらえる。ただしそれには病状証明が必要だという話になるので、①で向かった病院に病状証明をもらいに行くこととなる。ハロワによっては病状証明はフォーマットに則したものでないと認めてくれないようなので、このタイミングで確認しておくとよい。また病状証明の提出に関して、僕の場合は⑤のタイミングで渡してくれればよいということだったので楽だった。

この日が失業手当受給手続き日?みたいなものになる。ここから7日間は「待機期間」と呼ばれる期間でなんやわからんけど就職や労働はしちゃだめな期間(してたら失業手当はもらえない)

 

④再び病院へ

 病状証明をもらいにいく。フォーマットがあるならその通りに書いてくれとお願いする。①で医者の好感度を上げておいたのがここで活きる。多分だが①の段階を踏まずにいくと書いてもらえない可能性がある。①の段階で病状証明についても触れておくと間違いないはず。

 

⑤いざ説明会

 ③の手続き後、数日後に行われる失業手当説明会に参加してくださいとお達しが出るので参加する。失業手当はなにか就職活動をしていないともらえないという前提なのだが、最初の一ヶ月はこの説明会に出るだけでもらえるので真面目に行く。この説明会のなかで自分の「認定日」というものが発表される。その日にハロワに行くと念願の失業手当がゲット出来るのでここも真面目に行くこと。「特定理由離職者」のランクアップに失敗すると、この「認定日」が三ヶ月先となるのでそれが嫌ならちゃんと(オクの言うとおりに)しっかりやっておくこと。

 

⑥就職活動について

 ①~⑤までで就職活動について何も触れていないが、基本はどのタイミングから始めてても問題ない。早くお金がほしいなら早めに、そんなことないというのであればまったりでいいだろう。僕の場合はクソ急いでいたので仕事辞めて一週間後くらいからやってた。

ただ一つ注意なのが 内定日>失業手当受給手続き日 であること。

内定もらってるのに失業手当受給手続きに来てるんじゃねーよハゲとなるのでこれはほんとに注意すること。実は僕はハロワ行く前に内定的なものをもらっていたのでヤバwとなってたのだがなんやかんや上手く調整できたので事なきを得た。

 

⑦その後

 内定をもらい、何もかもが思い通りに事が進んできたら再就職先に書類を書いてもらおう。書類の内容は以下の二点の確認

・1年以上雇用する見込みがあること

・旧就職先と関係がないこと

 

⑧どうでもいいからとにかく再就職手当をもらおう

 ⑦で書いてもらった書類を提出してEND

 提出は就職日から1ヶ月以内という制限があるので注意。 

 再就職手当は余った(※)失業手当の6~7割が提出後1ヶ月程度で振り込まれる。

 

 ※「余った」に関して、例えばこんな場合

 退職日:3/20

 失業手当受給手続き日:3/25

 待機期間:3/25~3/31

 初回認定日:4/25

 就職日:4/26

 

 失業手当は待機期間終了日の翌日の4/1から認定日の4/25までの25日分が認定日にもらえて、支給残日数は90-25=65となる。

そして就職日が4/26となった時点で再就職手当の変換元である支給残日数が確定する。再就職手当はこの余った65日分の7割がまとめて振り込まれることとなる。

そもそもの注意として再就職手当は支給残日数が支給日数の1/3以上でないともらえないため注意すること。ちなみに2/3以上だと支給残日数の7割、1/3以上だと支給残日数の6割がもらえる。

 

また就職日の前日にはハロワに行かなくてはならないというルールが存在するため、僕の場合は上のケースのように就職日を初回認定日の一つ後に調整した。

ここだけの話、僕は再就職手当だけで40万弱もらえた。 (税金、奨学金の未納分や住民税やその他いろいろで全てディサピア済)

 

言いたかったことは大まかには以下の3つ

・特定理由離職者になること

・内定日が失業手当受給手続き日より後であること

・支給残日数が1/3(できれば2/3)以上になるように就職日を決めること

 

またメンタル屋にいくとなんや保険が組みにくくなるとかそういうこともあるというウワサがあるので気にする人はこのチャートはやらないほうがいいと思う(今更)。まあ皆さんは保険とか入んないから問題ないと思うが……

 

何かあったら相談に乗るので教えてください。色々資料もあるので。

 

まあなんかホント疲れたね。ホンマに死にたい。じゃあね~